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Posted on 2013-04-10イスラエル 100リロット金貨 1967年 PF/FDC
イスラエル 100リロット金貨 1967年 PF/FDC
直径:約33mm 重量:約26.680gm 金品位:0.9170
発行枚数:9,004枚
裏:嘆きの壁
※紹介文は、後日書きあがり次第「過去の蔵出しコイン」にアップいたします。
Posted on 2013-04-10イタリア 100リレ金貨 1923年 ヴィットリオ・エマニュエーレ3世 MATTE/UNC
イタリア 100リレ金貨 1923年 ヴィットリオ・エマニュエーレ3世 MATTE/UNC
直径:約35mm 重量:約32.26gm 金品位:0.9000
発行枚数:20,000枚
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Posted on 2013-04-10イギリス 5ポンド金貨 N.D.(1996) エリザベス2世 PF/FDC
イギリス 5ポンド金貨 N.D.(1996)エリザベス2世(1926-) PF/FDC
直径:約38.61mm 重量:約28.280gm 金品位:0.917
発行枚数:2,750枚
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Posted on 2013-04-10ドイツ領 ニューギニア 5マルク銀貨 1894年 PF/AU
ドイツ領 ニューギニア 5マルク銀貨 1894年 PF/AU
直径:約37.8mm 重量:約27.780gm
裏:極楽鳥
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Posted on 2013-04-10フランス 1ルイドール金貨 1719年 ルイ15世 PCGS AU50
フランス 1ルイドール金貨 1719年 ルイ15世(1710-1774)PCGS AU50
直径:約25.5mm
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Posted on 2013-04-10フランス 1エキュ・ドール(金貨) シャルル6世 EF
フランス 1エキュ・ドール(金貨) シャルル6世(1368-1422) EF
直径:約28.3mm 重量:約4.034gm
エキュとは盾という意味で、紋章の盾がデザインされていることに由来。金貨のエキュをエキュ・ドール (écu d’or)、銀貨のエキュをエキュ・ダルジャン (écu d’argent) と呼ぶ。
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Posted on 2013-04-10イタリア ヴェニス 1ゼッキーノ金貨 EF
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Posted on 2013-04-01イギリス 1ソヴリン金貨 1592~1595 エリザベス1世 VF
イギリス 1ソヴリン金貨 1592-1595 エリザベス1世(1533-1603) VF
直径:約43.1mm 重量:約15.4gm
エリザベス1世である。もうこれだけで「ハハ―」と跪いてしまうほどの鉄女、威厳のカリスマだ。
そのストロングスタイルは、どこからきたのか?
母親の悲惨な運命ではないか。母の家系は平民で、3代前は農家出身の絹織物工見習だった。
ひいじいさんが田中角栄みたいに財を造って、ロンドン市長になる。息子に「サー」の称号をとらせてからがすさまじい。貴族や王家の妾として娘を差し出すことをいとわず、その一本やりでノシ上がってくるのだ。
エリザベスの母、アンも伝家の宝刀を抜く。ヘンリー8世の妻キャロラインの侍女に潜り込んで、ついにヘンリー8世の愛人になっちまうのである。
野望に燃えるアン。正妻になることを決意し、ヘンリー8世をテクニックを全開にしてメロメロにし「キャロラインと離婚しないと、もう一緒に寝ない」と、ベッド・イン・ストライキ闘争に入った。
当時はまだカソリックであるからして、離婚はできない。神をも恐れぬ要求だが、好き物のヘンリー8世、アンといたしたいばっかりに教皇庁、神聖ローマ帝国皇帝、ヴァチカンなどを敵に回し、ついに決別。ついでにラスベガスみたいに簡単に離婚できる英国国教会を造っちまうのである。
したがって現在の英国国教会はヘンリー8世の性欲が造ったなんて言ったら、お叱りを受けるかもしれないが、ロンドンに遊びにいって教会を見る度に「まいったなあー性欲か・・・」と思ってしまうのも事実だ。
大人の社会にはたとえくだらなくとも理由付けが大切だ。
つまりこうだ。カソリックで結婚したので、離婚はできない。したがってもともと結婚そのものが無効だったなんて、めちゃくちゃなこじつけで決着を図る。
で1533年、晴れてアンが正式な王妃となる。
アンはエリザベスを生むが、ますます増長し、宝石、衣装の贅沢三昧ならまだしも、庶民の身分になったキャサリンになんとエリザベスの侍女になれと強要するほどのイカレポンチ。いくらなんでもヘンリー8世も愛想が尽きた、というか、こっちはこっちで異状性癖がどうにも止まらない。また若い侍女と良い仲になり、なんと今度は、不義密通の罪でアンを処刑しちまうのだ。
エリザベス2歳の時だ。
父が母を処刑する狂気を見せられれば、娘の心は鉄になる。
鉄の女と化したエリザベス1世の活躍は、ご存知のとおり海賊をまとめて、スペインの無敵艦隊を破って英国の黄金時代を築くのである。
蔵出しコインは珍品だ。
年代はどこにも書いていない。
しかしコレクターには見分けがつく。1592年から1595年の間(第6鋳造期と呼ぶ)なのである。鍵はエリザベス女王の頭上左の小さな樽だ。この樽が鋳造年間を示す印となっている。(Gold Coins of the Worldでは第5鋳造期になっているが、間違いだ。カタログの方が間違えることもある)
発行枚数は、おそらくウナとライオンと同程度、つまり400枚くらいであったとされているが、現存枚数は極端に少ない。世界中を漁っているプロでも年に1枚見かけるか否かだが、見かけてもたいがい折れ曲がっているか、エリザベスの顔が磨滅しているかで、これほど素晴らしいものはおそらく50枚以下ではないだろうか?
ウナとライオンは、今AUで1200万円以上だ。
それにくらべて、もっと稀少な蔵出しエリザベス1世コイン、この価格は驚愕だ。
白状すると、ほんとうは595万円で出そうとしていたのだ。
それを加治はツイッターに間違って495万円と書いてしまったので、男に二言はない。
今回はこの値段で、笑い泣きでOKにする。
この幸せ者?!
Posted on 2013-04-01イタリア王国 50リレ金貨 1911年 ヴィットリオ・エマニュエーレ3世AU/UNC
イタリア王国 50リレ金貨 1911年
ヴィットリオ・エマニュエーレ3世(1869-1947)AU/UNC
王国50周年記念
直径:約28.2mm 重量:約16.129gm 金品位:0.900
発行枚数:20,000枚
ちっぽけだったサルデーニャ王国が、旧ミラノ公国、トスカーナ、エミリアなどの周辺を併合しイタリア王国を造ったのが1862年、明治維新の6年前だ。
成し遂げたのは、サヴォイア家のヴィットリオ・エマニュエーレ2世である。
イタリア最後の王だが、立派な髭を蓄えたサルヴァトーレ・ダリのそっくりさん。
その孫が3世である。
ガーター騎士団、マルタ騎士団、金羊毛騎士団・・・ありとあらゆる騎士団に加盟するという騎士団オタク国王は、 同時にコインが大好きで、かなりの種類を発行しておりコイン・コレクターならおなじみである。
この蔵出しコインは美しい!
ヴィットリオ・エマニュエーレ3世の肖像の方ではなく、裏面だ。
古き良きローマ時代を思わせる兵士と女が寄り添っている出来栄えといったら秀逸の一言。 何回見てもほれぼれする。
発行が20,000枚で、この値段なら今後が楽しみ、何枚持ってもいい。
Posted on 2013-04-01ローマ帝国 デナリウス銀貨 AD117 第14代ローマ皇帝 ハドリアヌス
ローマ帝国 デナリウス銀貨 AD117 第14代ローマ皇帝 ハドリアヌス(76-138)
直径:約18mm 重量:約2.88gm
映画「テルマエ・ロマエ」でキュートな上戸彩ちゃんが、手にとって謎をとくシーンの、あのハドリアヌス帝のコインだ。
若者の反応は早い! あっという間に、このコインが日本から消えてなくなってしまっていたのである。
ハドリアヌスは卑弥呼より200年も昔の人物。
卑弥呼のことはほとんど不明だが、ハドリアヌスはコインで顔も分かるし、なにをやったのかまでもが詳しく分かっている。
隠蔽と偽装の日本史と違って、あちらは政治的に秘密主義じゃないので歴史家は助かる。
ではどんな時代だったのか?
18世紀の歴史家ギボンが「人類がもっとも幸せであった時代」というのはネルウァ、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニュウス・ピウス、マルクス・アウレリウスの五賢帝の時代を指す。そりゃいくらなんでも言い過きだが、21世紀のヘロドトス加治将一は、中でもハドリアヌスが一番賢人であったと思う。
膨張主義をやめ、ゲルマンやパルティアとのくだらん戦争を収束させ、国内問題に取り組む。
官僚制と法を整備し、ローマ帝国を均一化したので、国内はぐっと安定した。
表は月桂冠をかぶっているハドリアヌスの肖像、1850年前のコインであることを考えれば状態は素晴らしい。
このコイン、卑弥呼より150年以上前のものだぞ。驚異の古代力を取り込め!
Posted on 2013-04-01ローマ帝国 セステルティウス青銅貨 第14代ローマ皇帝ハドリアヌス VF+
ローマ帝国 セステルティウス青銅貨 第14代ローマ皇帝ハドリアヌス(AD76-138)VF+
直径:約32.7mm 重量:約18.73gm
映画「テルマエ・ロマエ」でキュートな上戸彩ちゃんが、手にとって謎をとくシーンの、あのハドリアヌス帝のコインだ。
若者の反応は早い! あっという間に、このコインが日本から消えてなくなってしまっていたのである。
ハドリアヌスは卑弥呼より200年も昔の人物。
卑弥呼のことはほとんど不明だが、ハドリアヌスはコインで顔も分かるし、なにをやったのかまでもが詳しく 分かっている。
隠蔽と偽装の日本史と違って、あちらは政治的に秘密主義じゃないので歴史家は助かる。
ではどんな時代だったのか?
18世紀の歴史家ギボンが「人類がもっとも幸せであった時代」というのはネルウァ、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニュウス・ピウス、マルクス・アウレリウスの五賢帝の時代を指す。そりゃいくらなんでも言い過きだが、21世紀のヘロドトス加治将一は、中でもハドリアヌスが一番賢人であったと思う。
膨張主義をやめ、ゲルマンやパルティアとのくだらん戦争を収束させ、国内問題に取り組む。
官僚制と法を整備し、ローマ帝国を均一化したので、国内はぐっと安定した。
ハドリアヌス・コインは17mmが相場だが、これは大きい! ほぼ2倍のサイズの珍しいデカ・ハドリアヌスだ。 まことにもって青銅が惚れ惚れするほど美しい。
このコイン、卑弥呼より150年以上前のものだぞ。驚異の古代力を取り込め!
Posted on 2013-04-01フランス ベサンコン 1ピストール金貨 1579年 カール5世 EF
フランス ベサンコン 1ピストール金貨 1579年
カール5世(フランス語シャルル、スペイン語カルロス)1500-1558年 EF
直径約:23.6mm 重量:約6.602gm
カール5世は神聖ローマ帝国皇帝およびスペイン国王だ。
ネーデルランド(ベルギー、オランダ、ルクセンブルグにまたがる低地地域)の領主フィリップとカスティーリャ(のちのスペイン王国の中核になる国)の女王イザベル1世の間に生まれたのが、カール5世だ。祖父は神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアン1世、祖母はブルゴーニュ女公マリーときたひにゃ、もう血筋だけでハハーと頭が下がっちまうほどの大貫録。
しかし裏を返せば、父方はハプスブルグ家の神聖ローマ皇帝であるもののドイツ人とは言い難く、母はスペイン出身だがカール5世が育ったのは現在のベルギーなので、フランス語が母国語。パリをこよなく愛し、社交界ではシャルル・カンなどと呼ばれ、ようするに無国籍人間となっちまったのである。
下の別号を見ればすぐ分かる。
ブルゴーニュ公、ブラバント公、フランドル伯、ルクセンブルグ公、ネーデルランド君主、ミラノ公、ナポリ王、シチリア王、これ全部を兼ねている。欲張り!
いろんな言葉がペラペラでカール5世の 「I speak Spanish to God, Italian to Women , French to Men,German to horse」 (私は神にはスペイン語で話し、女性にはイタリア語、男にはフランス語、そしてドイツ語は馬に語る)という有名な台詞があるが、ここまでくれば、もう勝手にしやがれである。
蔵出しコインは、なるほどハプスブルグ家のイノキ顎を持つカール5世だ。
神聖ローマ帝国の皇帝のくせに、ドイツ・コインにはカール5世の肖像コインは1枚もない。ドイツに住んでなかったせいだが、そんなわけでドイツ人コレクターは、珍しいカール5世肖像入りを必死で集めるのだ。ドイツ語なんて、馬用だなんて言われているのに・・・。
この1ピストール・コインは、最近発売になった本『ニュートンと贋金づくり』にもそのものズバリが出ている。
本に出ているコインは価値が上がる。買った人は是非、読んでこのコインにまつわる逸話を楽しんで欲しい。