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回天の黒幕~倒幕の紋章Ⅱ~(PHP文芸文庫)
伊達亘理の侍・奥平長次郎は、横浜・関内で謎の結社「譜理冥尊(ふりめいそん)」に身を投じた。
そのつてをたどり、引き続き「消えた三万両」と伊達藩の「闇の番人」を追いかけることになる。
長崎に船でわたり、武器商人グラバーに面会し、その縁からさらに倫敦(ロンドン)へ……。
めまぐるしく変転する運命のなか、知遇を得た勝海舟はじめ、桂小五郎や坂本龍馬さえ、外国の闇の勢力に踊らされているのではないかと見え始める。
そして明らかになる藩祖・伊達政宗から続く仙台藩をめぐる驚愕の真実とは!?
本書は、歴史エンタテイメントの体裁を取りながら、幕末日本が維新回天へと梶を切るさまを、外国勢力との関係から独特の視点で描き出していく。
フリーメイソンの真実を解説した『石の扉』、幕末ミステリー『龍馬の黒幕』などで次々ヒットを飛ばす著者ならではの歴史観が、小説の体裁で余すことなく開陳されたシリーズ第二弾!
『倒幕の紋章II』を改題。
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