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アメリカ20ドル金貨 1904年 PCGS MS63 リバティー・ヘッド
アメリカ20ドル金貨 1904年 PCGS MS63 リバティー・ヘッド
直径:約33mm 重量:約33.4g 金品位:0.900
PCGS MS63
通称ダブル・イーグル。
ダブル・イーグルといっても、鷲が二羽いるわけではない。
時代は西部劇時代の真っ最中、荒くれもののカウボーイたちが粋がって10ドルをイーグル、20ドルをダブル・イーグルと呼んでいたのである。
芸能界で1万円をツェー万、3万円をイー万、5万円をゲー万なんていうみたいなものだ。
今でもアメリカの若者は1ドルをかっこつけて ア・バック(a buck)、2ドルを トゥー・バックス(Two bucks)と呼んだり、1000ドルをグランド(Grand)と言っている。
この年のダブル・イーグル金貨の発行枚数は聞いて驚くなかれ、ドカンと約1670万枚。
さすがはアメリカ、やることが桁違いだ。
純度90%だから、金量は30gm。
金の値段が2月10日現在1g=約5,300円なので、30gm×5,300円=15万9千円。(数年前のデータとなります。)
潰しても金の価値、15万9千円で売れるということだ。
地金型コインは、一般的に金相場の15%-25%くらいのプレミアムがついていた。
20%アップで約19万円だ。
しかし、それは過去の話でこれまではだいたいそれが常識だった。
しかしもう、ダブル・イーグルは地金型の扱いではない。
アメリカでは、年代とグレードで、すごい価格差を設けているのである。
今回の蔵出し20ドルはAUとUNCの中間グレードだから、アメリカの「ワールド・コイン」という一番信頼のおける雑誌カタログ最新版では☆☆万円くらいになってしまっている。
アメリカで売ったら倍の値がついたりするかもしれず、日本やヨーロッパにあるアメリカ・コインはまだ安いので、狙い目ではないだろうか?
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