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イギリス 5ポンド金貨 1937年 ジョージ6世 PF/FDC
イギリス 5ポンド金貨 1937年 ジョージ6世(1895-1952)PF/FDC
直径:約35.8mm 重量:約39.34gm 金品位:0.917
発行枚数:5,500枚
「英国王のスピーチ」をご覧になったろうか?
アカデミー受賞作、是非観ていただきたい。
ジョージ6世は吃音、つまりドモリであった。それを無名のセラピストが治療に当たるという実際の話しが、映画の ベースになっている。
加治は2つに感激した。
1つは、ジョージ6世といえば現エリザベス女王の父親で、偉大なる英国王。にもかかわらず美化するのではなく、吃音をなんの恥じらいもなく題材として正面から取り上げていることだ。吃音だろうが、夜尿症だろうが恥でもなんでもない。それをへたに隠そうとするから恥になるわけで、欧米の文化というのはパラリンピックの精神が染みついている。
この映画、日本だったらどうだろう。
たとえば大正天皇の知的障害を題材にした映画など、宮内庁が黙っていないし、その前に自主規制して製作課題にも入らない。
2つ目は、セラピストだ。
頼んだのは無名のセラピスト。考えられる?
ケンブリッジもオックスフォードも出てないセラピストに、あの輝ける大英帝国の国王の身を任せてしまうこの度量。またセラピストの方も平然と一患者として国王を扱い、励まし、ときには叱咤し、懸命に取り組んでゆく姿は感動 ものだ。
これも日本ではまったく考えられない。
まず東大医学部あたりの権威あるヘボ医者が肩書で選ばれ、病名が伏せられ、一切を秘密裏に進める。 天地が引っくり返っても世界で2番目に腕のいい加治のところに依頼はない(笑)。
この素晴らしき映画で、加治はジョージ6世が俄然好きになった。
表はその大好きなジョージ6世の肖像。裏は定番のキリスト教国の守護神、セント(聖)・ジョージがドラゴンを退治 するデザインだ。
蔵出しコインは、ピカピカのプルーフ仕上げ(鏡面)で、ありえないほどの無傷。
たった5,500枚でこの値段なので、高騰する予感がいっぱい、くれぐれも取り扱いに気を付けることだ。
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