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ドイツ プロイセン 20マルク金貨 1883年 ヴィルヘルム1世 VF+~EF
ドイツ プロセイン 20マルク金貨 1883年
ヴィルヘルム1世(1797?1888)VF+?EF
直径:約22.5mm 重量:約7.96g 金品位:0.9000
造幣:ベルリン
発行枚数:4,283,131枚
イギリスの力をさんざん借りて、1868年、明治維新を成功させた日本は、明治に入ると急に方向転換、イギリスをポイっと袖にする。
ユダヤ系アメリカ人宣教師、フルベッキの策略だ。
イギリスに深入りすると、「日本はイギリスに乗っ取られるぞ」という脅しにも似た忠告で日本政府を動かしたのだが、とにかくフルベッキはイギリスを嫌った。
で、自分が新政府の中枢に座ったのである。
岩倉、大久保はフルベッキに従った。イギリスを遠ざけ、明治の建設は急速に力を付けて来たアメリカとドイツに頼ったのだ。
ドイツでは、1861年、ウィリアム1世が皇帝に即位。その後、有能なる鉄血宰相ビスマルクと組んで、周辺諸国を制圧、ドイツ統一をなしえた偉大なる皇帝だ。
図版を広げたプロシアは、名称をドイツと改めるから、ヴィルヘルムも自動的に初代ドイツ皇帝となる。
岩倉使節団以降、日本はますまずドイツに傾倒し、とりわけドイツ軍隊を見習った。日清日露戦争と連戦連勝したのはこの賜物だ。
さすがの英国好き、伊藤博文も、ヴィルヘルム1世の陪食にあずかっている。
明治6年、宮古島沖で、難破したドイツ商船の八名を救助したので、ヴィルヘルム1世は、「ドイツ皇帝博愛記念碑」と一緒に金銀懐中時計4個、望遠鏡4本を宮古島に贈った。
今回の新蔵出しは、親日家ヴィルヘルム1世、20マルクだ。
こういう堅実な金貨を見逃してはいけない。
大物コインの間に挟んで50枚くらい所持するのは、資産保全の定石だ。
1800年代の金貨はたくさんあるとはいえ、近年、流通枚数は減る一方なので、今のうちに拾っておくことをススメる。
幸せを祈りつつ・・・。
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