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ハンガリー 500フォリント 1961年発行 PF/FDC
ハンガリー 500フォリント 1961年発行
フランツ・リスト生誕150年記念
直径:約40mm 重量:約38.4g 金品位:0.9860
造幣:ブダペスト
発行枚数:2,503枚
FR611 KM565
モーツァルト、バッハ、シュトラウス・・・ヨーロッパには音楽家のコインの種類は多く、ヒイキのコインの一つも持っていなければ、音楽愛好家とは言えない。
趣味の少ない加治も、音楽は大好きだ。
加治は「ラ・カンパネラ」より、幻想的で壮大な「ハンガリー狂詩曲」を好むが、いずれもハンガリーが生んだ大作曲家フランツ・リストの作である。
リストはシャンペンに合う。
ショパンにして「あんなふうに弾いてみたい」と言わしめ、メンデルスゾーンが持ち込んだ難しいピアノ協奏曲を初見で、なんなく弾きこなし「人生の中で最高の演奏だった」と賞賛を受けた大天才、まさにピアノの魔術師である。
今回は、クラシック好きにはたまらない500フォリント金貨の蔵出しだ。
リスト生誕150年を記念して造ったものだが、晩年のアブラの乗り切った時の肖像画が描かれている。
わずか2500枚ぽっきりの限定発行。珍品である。
重さは38.38gで、ナポレオンの100フラン金貨より、6グラム以上重く、金の純度はリストが98.6%、ナポレオンが90%だから、これまた上回っている。
稀少性、金の含有量、完全未使用、三つの点ではるかに勝っているコインが、ナポレオンの100フランより数万円高いだけで手に入る。
お得だと思うのは、加治だけではないはずだ。
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