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ブラジル 10000レイス金貨 1725年 ジョアン5世 EF
ブラジル 10000レイス金貨 1725年 ジョアン5世(1689-1750)EF
直径:33mm 重量:26.89gm 金品位:0.9170
リオ・デ・ジャネイロはご存知だろう。
ブラジル最大の都市で、1960年までは首都だった。リオは川という意味、ジャネイロは一月で、「一月の川」という名前。
あわて者のポルトガル人探検家が、一月に発見した湾を、川と間違えて付けてしまったのだが、ブラジルは1500年から1822年まで、長い、長いポルトガルの植民地。
だからといって、どこかの国のように、「植民地支配を謝罪しろ!」なんて言われないし、「歴史認識を共有しろ」とか「賠償金を払え」とか怒られません。まあ植民地なんて、世界に掃いて捨てるほどありますが、そんなことをぐだぐだ言われる国は世界でただ一つでありましょう。
ブラジルコインの特徴は額面が大きいこと。蔵出しコインも10000レイス。そして必ずポルトガルの王の名前が入っているのもブラジル・コインならではだ。
1698年にミナス・ジェライスに金鉱が見つかって、ゴールド・ラッシュが起きる。
蔵出しコインの表を見よ。
4つの大きなMの刻印が眼に入らぬか! これこそミナス・ジェライスの刻印。
時はポルトガル王、ジョアン5世の治世だ。
植民地ブラジルから出る金とダイヤで、国費は潤沢すぎるほど潤沢だった時代。リッチなジョアン5世とミナス・ジェライスの金山の取り合わせの10000レイスは、まさに金運を呼ぶド塊り。
あなたの家のお宝コインとして、大切にとっておくべきでありましょう。
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