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ポルトガル 6400レイス金貨 1780年 マリア1世&ペドロ3世 EF 

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ポルトガル 6400レイス金貨 1780年 マリア1世&ペドロ3世 EF

マリア1世(1734―1816)・ペドロ3世(1717―1786)

直径:約32mm 重量:約14.34gm 金品位:0.917

造幣:リスボン

マリア1世は驚きの長寿だ。

平均45歳くらいであった時代、82歳まで生きたというのだから、現代に直したら160歳くらいであろうか、なにかの間違えではあるまいか?

道路、運河、工業化、鉱山開拓・・・と順調であり、植民地ブラジルとイギリスの貿易中継点として富が転がり込む。

ところが人生とは油断ならぬものである。

母が死に、夫が死に、長男が死に、そして1789年、フランス革命でおかしくなる。

親しかったルイ16世とマリー・アントワネットが処刑されるや、ついに精神が耐えられなくなって、三男ジョアンに政治のバトンを渡す。

 

蔵出しの6400レイスは、絶頂期のものだ。

マリア1世と夫のペドロ3世。ペドロ3世の影は薄い。それもそのはず政治に興味がなく、もっぱら好きな宗教的儀式と狩りの日々で一生をまっとうした、ある意味幸せ者なのである。

 

RSS Feed  Posted on 2014-05-02 | Posted in 最新情報 | Comments Closed

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