




量のこだわり
「利休楽」は1パック20g。
一服、2g程度なので、ざっと10服、10日で使い切る。それ以上の期間だと鮮度に自信が持てないので20gパックにした。些細なことだが、抹茶は湿気と空気を嫌うのでベストだと思っている。
作法はリスペクト
用意するのは
- 1湯冷まし器
- 2茶漉し
- 3茶碗
加治は、底が広い「楽茶碗」が茶筅を動かしやすく気に入っている - 4茶筅
小さじサラっと一杯(2g)、抹茶を茶漉しに入れる。スプーンの腹で摩って抹茶を漉し落とす。ここが肝心だ。これを怠ると、小さな茶玉ができやすく、欠かせない作業である。
あとは80度くらいの湯を注ぎ、茶筅を細かく動かし泡立てるだけ。 この作業が好きだ。右手の細かな動きがポンプの働きをして、血が脳に昇る実感があり、なんとも快感なのだ。高揚が頂点に達したところで、動作を弱め、優しく茶筅を引き抜く。あとは呑むだけだが、加治は有機米粉など有機づくしの大福を茶菓子にしている。みなさんも好きなものを選んで欲しい。
「儀式」「作法」「形」・・・眺めるぶんには好きだが、自分がその中に入るのは苦手。したがって最初から最後まで我流。
ただし、抹茶へのリスペクト、言い換えれば無限大=0をリスペクト、すべからくこれが加治流である。
なに、分からないって? そう、それでいい。
何がなんだか分からないのが人生だ。
分からないが、万物を愛(め)で、愉しんだ者勝ち!